女性にしかできない主婦がすごしやすいリフォームが良かった

家をつくるのは、たいてい男の人が男の人目線でつくられているけれども、主婦が生活しやすい、家事が能率良くできる家。それは女の人の考え方でないとうまくいかないんじゃないか?っていうのが一番印象に残ってます。

宇津崎さんの本を見ているとやはりちょっと斬新な考え方で。やっぱり女性の感覚でないとこういうリフォームというのは難しいし、お願いして良かったです。女性ばっかりでね。意見も合ったし。

私たちも子供たちが巣立っていったので、二人が住みやすい家にしたいなと思って、「リフォームしたいな」って考えてました。前の家はやっぱり住みにくかったんですね。

高齢になってからも暮らしやすいようにとても良く考えられた住育の家

京都のお宅(住育の家)を見学させてもらいに主人と一緒に行ったんですね。

狭いんですけど、食器が全部うまく収納されていて、こうズーっと家事動線がつながっていて。コンパクトに本当に良く設計されているなって思いましたね。

介護に関しても、非常に工夫した、お風呂とトイレがあって。特にビックリしたのはお風呂。素通りできるという。で、例えば車椅子でそのまま入って介護できる。

もう一つビックリしたのは、風呂場が窓があって、扉が両側に二つある。だから絶対にカビが生えない、湿気ない。そして、それが廊下にもなるわけやね。それがちょっとビックリしました。風呂場のアイデアがすごかった。

だから、将来私たち老夫婦になっても、介護保険を使わずして部屋の中で二人ですごせそうな感じですね。(笑)

このリフォームをしてからリビングがいつもキレイに保てる

このリフォームしてからリビングがキレイなまま保てるんですよ。それがすごい嬉しいかなって。

前だったら誰か来るとかなったらバーっと押し込まなきゃいけないんですけど、「朝は、大体こういう状態でキレイやね!」「うん」

前はこのリビングの机で仕事もしてたし、趣味のこともしてたし。またご飯しようと思ったら片付けなきゃいけないし。なんかごった返してましたね。で、書類とかも椅子の上にバンっと置いてたりして。

私の部屋をいくつもつくってもらったので、習字の部屋と、それから仕事の部屋と。だからリビングはいつもキレイなまんまで。

3階建てにできないので2階のままロフトを作るという発想

子供が3階建てが欲しいと言ってまして。

この既存の2階建てではまず無理と言われたので、ロフトをつくるという感覚にビックリしましたね。

3階をつくらずして、屋根裏部屋をつくるっていうところがすごかったね。しかも、8畳間が二つぐらいできたのかな。

収納する場所が決められているので動きやすいし取り出しやすい

前の家は収納はたくさんあるように見えたんですけど、この収納がココに入るというやり方じゃなかったんで。

宇津崎さんの場合だったら、これはココに置く、これはココに置く、というように場所が決められてたから。

モノの整理からさせてもらって、いるモノ、いらないモノを分けて。それで、ココで使うモノはココに置くと言う考え方。

それをすることで動きやすいし、取り出しやすいし。

廊下がなくてオープンなのでゲストにも色々と気配りができる

この家はオープンやね。オープンだから気配りができるわけよ。昔の間仕切りとプライベートで仕切りになっちゃうから、逆に「部屋で何してるのかな?」と心配になる。

でも、子供にとってはこの空間は非常に帰りやすいし、居心地が良いと言ってますからね。

本当に気楽に帰ってこれてるみたい。友達も連れて来てましたね。泊まっていってたし。まぁ、来やすいし、泊まりやすいのかなと思って。

キッチンもオープンだから、食べてる人の顔が見えて料理もやりやすい

料理はやりやすいですね。前に戸棚があったり、フライパンがあったり、なんやかんやあったりするともうそこで目一杯になっちゃう。息つまる感じ。

このキッチンは抜けてる感じがあるから、やっぱりストレス解消になるかな、料理作ってても。

テーブルの料理が進んでいってなくなっちゃったら、次の料理は何を出せばいいか?という見通しもできるし。

風がよく通って気がすごく気持ちの良い健康住宅

風がよく通りますね。東西南北に窓があって、風が抜けるんで。

前は部屋が間仕切りになってたから、風通り悪いですよね。で、ココは全て一つの部屋になっちゃってるから、風の抵抗がなくグルーっと回ってる感じはありますね。

ぼんやりとした理想の暮らしのイメージを明確に意識化できた

「こういう風な生活したい」とか「こういう風なところつくって欲しい」とか、「ココが不満です」とか、ぼんやり「こういう家かなぁ?」と思ってたのが、書いてふせんを貼ることによって、確かなモノとして自分が認識できるっていう夢マップ。あれはすごかったなぁと思って。

しかも、子供3人も書いたんです、参加して。「お父さん、3階建てが欲しかったんだけど」っていうのを書いたら、こういうロフトができたからね。まぁ、ある意味では夢マップが叶ったというか。

たいてい「ココだけはこうしてください」とかいうのは言うけれども、あとはもうお任せみたいな感じになってきてたんですよね、前は、特に。

そういうのじゃなしに、「こうしたい」「ああしたい」っていうのがやっぱり、自分の中にでも見つけられたから良かったなと思って。